2014-03-12 わたしとあなた お揃いの服をきていた。 学校で決められたブラウス・ネクタイ・スカート・鞄・靴下・靴 個人が入る要素なんてそこにはなかった。 「お揃いだね」 とあなたは無邪気に笑う。 同じ服を着ているだけだ。同じ服を着ているだけだ。 同じ服を着ているから、私とあなたが違うんだって私は知る。 泣かない。 羨ましいなんて、おもっちゃいけない。 灰色のペアルックから伸びた手はどう足掻いても同じになれない